本気の恋に出逢うまで
「そうかなぁ、気強い沙緒にはぴったりだと思ったけどな。」




美香はもう一度言った。




あの時、他の人にはそう映っていたんだ。




私はそんなこと微塵も思ってなかったんだけど。




「冗談きついよ、美香。
そんなことは絶対ないんだから!
もうこの話は終わり!」




私は無理矢理終わらせた。



美香はまだ納得してないようで、そうかなぁというような顔をしていたけど、関係ない。




終わりなもんは終わりだ。



「私の事より、美香の事だよ!
美香はどんな感じなの?」



私は美香の話の方へ持っていった。




< 62 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop