本気の恋に出逢うまで
島田さんは忘れてたのか頭をかきながら、




「そっか、そっか、シフトではそうなってたね。
思いっ切り忘れてたよ。」




と、笑った。




「ほんと、天然だよね。島田君は。」




私と彼のやり取りを聞いていた愛美さんは笑いながら言った。




「店長、笑う事ないじゃないですか?」




口を尖らせながら言う島田君は女の私から見てもかわいいと思う。




彼は私よりひとつ上だけど、四年前に入ったから私の方が仕事場では先輩にあたる。




でも、こんだけ長くなるともう先輩後輩なんて関係ないような気がする。




< 75 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop