本気の恋に出逢うまで
「いけないっ、外に彼待たせてるんだった!」




少し慌てたように、荷物をまとめた。




「すごい偶然だけど、私嬉しいです。
沙緒さんと美香さんとももっと仲良くなれそう!」




笑顔で言うと、かばんを持ちながら、




「今日はゆっくりできませんけど今度ゆっくりお話させてくださいね!」




そういうと、失礼しますと足早にロッカーを出ていった。




「それにしても、すごい偶然だよね?」




美香もかばんを持ちながら言った。




「ほんとにね。
でも、すごくいい子そう。」




「うん、今度話し聞かなくちゃ!」




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