本気の恋に出逢うまで

「美香は今日どうするの？」




さっき、百合ちゃんに話しかけたことで流れていた話しを戻した。




「久しぶりに沙緒んち行こうかな？
おばちゃんの手料理食べたいし、沙都ちゃんに昨日の報告したいし。」




「お母さんも喜ぶよ！
美香の事、大好きだから。
沙都姉には、余計な事言わないでよ。」




一応、念を押しておいた。




「わかってるって！
そうと決まれば、藍原家へゴー！」




右手を上に上げ、二人でロッカーを出た。




まだ仕事をしていた愛美さんに挨拶をして店を出た。




この百合ちゃんとの出会いが私に関わる事になるなんてこの時は思いもしていなかった。




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