Girls Kiss・『小学生のキス』
「ふふっ。でも嬉しいわ」

間近で見られる彼女の笑顔に、頭に血が上る。

「これからよろしくね」

「えっ、よろしくって…」

「もちろん、こういうことよ」

そう言って、彼女はアタシにキスをした。

甘く、柔らかな唇。

「ん~!」

すぐに離れて、彼女はわずかに赤くなった顔で、額と額をくっつける。

「わたし、嫉妬深いんだから」

「そっそれを言うならアタシだって!」

彼女のことが好きだから。近付く人にはみんな嫉妬している。

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