ようこそ! 魔破街へ
「うん」

「オレ、そういう趣味ないから。同性は恋愛対象外」

「おや、それは残念。サマナとは仲良くしたかったのに」

「友達としてなら大歓迎だ」

オレは棘のある笑みと言葉を出した。

「そうか。なら友達としてよろしく」

「ああ」

そこでタイミング良く料理が運ばれてきたので、危ない空気は流れた。

…危ない危ない。

気を抜いてはいけなかった。

その後は怪しい会話もなく、オレ達は学院に向かった。

学院の造りだが、上から見ると十字の形になっているらしい。

そして正面入り口は十字の下の方。

上の方が高等部となり、右には小学部、左は中学部になっている。

クラスは一つずつしかないものの、特別教室は別々に使っているので、こういう造りになっているらしい。

建物としては小さいが、構造は複雑そうだ。

ちなみに部活などはないらしい。

タカオミに職員室まで案内されて、そこで別れた。
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