いじめ
眞麻へのいじめ
~日芽花~

もう我慢できない。
実見や葵が眞麻を無視するのはいい気味よ。
でもそれじゃもうものたりないわ!
あいつ・・・眞麻をもっと痛めつけないと気が済まない。
無視どころじゃない。
本格的ないじめを始めるのよ!!!


~実見~

「♪ ♫」
あたしは鼻歌を歌いながら学校へ向かった。
「あ、実見!待ってたのよ」
「葵ももう来てるよー」
莉桜と月子に呼び止められた。
「なになに?なんかおもしろい事でも・・・」
「すっごくおもしろいことよ!」
日芽花も笑みを浮かべていた。
「まじでー♪何・・・」
あたしは楽しみにしてると、葵がプルプル震えていた。
「・・・葵?」
「ぁ・・・何?」
「・・・震えてるみたいだけど・・・
大丈夫?」
「ううん震えてなんかないよっ!
だいじょう・・・ぶ・・・」
・・・震えてる。
なんなんだ??
「いい?実見、葵。
今日からは眞麻を無視はもちろん、
トイレ掃除用の水をかけたり・・・
本格的ないじめをスタートさせるのよ!」
ぇ・・・?
何言ってんの日芽花。
そんな事できる訳・・・
「やらなかったらあんたたちも同じ目よ?」
「ごっごめんなさい!
わたしやるっっ・・・やりますっっ!!」
「葵!?」
「ごめん実見・・・
わたしもう無理・・・
日芽花に逆らえないよ・・・・・」
葵・・・。
あたし―――――――――
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