キミと青空の下で
遅刻を免れたあたしは、席に着くなりチャイムが鳴った。
それと同時に亜衣は教室に入って来て、自分の席に着く。
そして出会ってしまった悪夢…
担任の先生が入って来たと思ったら、そこに着いて来たのは朝見覚えのある姿がいた。
そう、あの常識外れのイケメンくん。
「有り得ないんだけど…」
まさか同じクラスになるなんて思ってもいなかった。
イケメンくんはあたしを見つけるなり、ニコニコしながらあたしを見ていた。
やばい…嫌な予感がする。
だけど驚いた事がもう一つ。
…こんな事があるなんて、神様は意地悪ですか?
「はい、自己紹介してねー」
「隣の町から引っ越して来ましたー。飯田隆起です。よろしくね」
……空耳?