キミと青空の下で
「ちょっと待ってよ!」
歩き出す隆起くんを、放っておけばいいのに…
あたしはいつの間にか追いかけていた。
結局あたしは、隆起くんと学校をサボる事に……
「何で着いて来たんだよ?」
めんどくさそうにあたしを睨む隆起くん。
「い、いいでしょ別にっ!…」
歩いている内に、学校の姿は消えていて大通りを歩いていた。
あぁ~…今更心臓が鳴ってる…。
隆起くんだからではなくて、男の子と二人きりはいつもこう高ぶっちゃう。
苦手って言うのかな…彼氏とかも出来た事ないし…恋愛なんてした事なかったから…
不安そうな表情を浮かべていると、急に隆起くんは立ち止まった。
「え?」
「せっかくだし今からどっか行かねぇ?」