キミと青空の下で
バスの中は、また二人きりで…
隣に並んでイスに座る。
地元に着くと、あたしは隆起くんと分かれて自分の家に帰った。
亜衣に明日相談しよう。
…胸が痛くなったって。それで亜衣と海斗くんの事も聞こう。
次の日。
あたしの家の前では、いつもの亜衣が待っている。
「おはよっ♪」
海斗くんの効果なのか、どんどん女磨きで可愛くなる亜衣。
あたしも挨拶を交わすと二人は歩き出した。
「ねぇ、聞いてよぉ~♪海斗くんに本気になっちゃった♪」
長いまつ毛の亜衣が、甘い声で口を開く。
……やっぱり。
「おめでとうっ♪応援するし、協力もするよ!」