キミと青空の下で





あたしは隆起くんが好き……




もう認めるよ。だって女子達に囲まれてる隆起くんを見ると辛くなるもん。




でもどうしたらいいの?




隆起くんはあたしの事、ただの幼稚園時代の友達としか見てくれてないもん…




少し優しくなったからって、それを勘違いしてたらただのバカだし。




亜衣はコーラをストローで飲みながら、海斗くんにメールをうっている。




「ところでさぁ、飯田くんのアドレス知らないんだっけ?」




「あ、うん…教えてもらってない」




するとハイッと亜衣は自分の携帯を差し出した。




意味が分からず首を傾げると、『赤外線』とか言って無理矢理あたしの携帯を奪うと、しばらくしてあたしのアドレス帳に隆起くんのアドレスが登録された。




「ちょっ…いきなり?!」




「海斗くんにアドレス教えてもらったの♪これでメールしなさい!」




さすが隆起くんの弟…当たり前だよね。




兄のアドレスを知っているのは……




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