キミと青空の下で
でも何て送信したらいいだろう?
鈴丘です。って?おかしいかなぁ?…
すると亜衣は呆れてあたしの携帯をもう一度奪って、手馴れた手つきでボタンを押していく。
「はいっ、これでいいよっ」
返された時には画面では既に『送信中…』と表示されてある。
「えっ?もしかして送ったの?」
亜衣は満足そうに右手でピースをしながらニッと笑っている。
…まじですかぁ…。
「なんて送ったの?内容は?」
「"鈴丘奈緒ですっ♪登録してね!よろしくぅ~"って♪」
……よろしくぅ~。ってそんなキャラじゃないんだけど…。
数分すると、着信音とバイブが震えて携帯を開くと…隆起くんから。
やばい。緊張してきた…
おそるおそるメールBOXを開くと、素っ気無い感じの返事だった。