キミと青空の下で
『海斗から聞いたんだけどさ、お前また学校休みたいの?』
朝起きて、携帯を開けばこんなメールが隆起くんから…
きっと亜衣が海斗くんに頼んだのだろうと一瞬で把握できた。
『飯田くんが迷惑じゃないなら…一緒に休めないかなぁ?』
送信。
せっかくのチャンスなんだし、もう"二度と"じゃなくて"一生"ない気がするから…
誘ってみよう。
するとすぐに返事が来て着信が鳴った。
『いいけど別に。またあのバス停で待ってて』
思っていたよりも簡単に了解されて、ドキドキしていた胸を撫で下ろした。
…よかったぁ。
あたしはすぐにベットから飛び起きて、いつものように準備した。
「いってきまぁす」
軽くお母さんに言うと、あたしは玄関を開ける。