キミと青空の下で





ピチチチチ…




外の寒い朝から聞こえてくる小鳥の鳴き声。




それと同時にうるさいくらいの目覚まし時計の音に目が覚めた。




「うぅ~…ん」




ゆっくり目を開けると薄暗い部屋の中、天井が視界に入る。




そしてグーッと伸びをすると、頭を掻いてベットから出た。




今日から高校2年生…




いつも着ていたブレザー制服のネクタイは、緑色から赤色に変わる。




学年別に色が違うから、1年は緑…2年は赤…3年は青となっている。




制服を着てネクタイを締めると、長い髪をとかしてリビングに向かった。




「おはよぉ~…」




「あら、おはよう奈緒…ってもしかして寝不足じゃない?」




お母さんはあたしの顔を見るなり嫌な顔をした。




「そんなわけないよ~っ、ちゃんと10時に寝たし」




< 5 / 95 >

この作品をシェア

pagetop