キミと青空の下で
やばい…よね??クラス全員がこっちに集中してるよ!
亜衣も嬉しそうにウンウンと頷いちゃってるし…
クラスメイトの男子達も驚いて思考が停止している。
「あ、あははは…はは…」
思わず苦笑いするあたしに、女子達はギロッと睨んできた。
これ隆起くんが側にいないと大変な事になるよね…?
授業中も皆あたしと隆起くんに視線が寄って、隆起くんはのん気に寝ているけどあたしだけはそんな余裕持てないよ。
「大丈夫ー!皆なんかしてきたらあたしが許さないんだからっ」
昼食。
亜衣はそう言って購買の焼きそばパンを頬張る。
隆起くんは相変わらず席の周りに女子達だけではなく、男子達もたくさん集まっていた。
こうなる事くらい分かってたはずなのに…
付き合ってる事は逆にクローズで内緒にすると思ってたのに、まさかオープンなんて。