キミと青空の下で
相手が飽きるまで、いじめに合わされなきゃいけないんだよ。
「いじめをしてどうなるのかな」
いじめをする気持ちが理解出来ない。
それからは、何日経ってもいじめが止む事はなかった。
このいじめの犯人は、もう友里達って確信がついていた。
放課後にあたしの私物を盗んだりボロボロにしていたのを、クラスメイトの男子が目撃したって言っていたし。
数日後、あたしの席に一人の男の子が来た。
「クラス一緒だったけど、一回も話した事ないよね?」
その男の子は、森永潤くん。
森永くんはあたしと仲良くなりたいらしくて、人柄も良さそうだからアドレスも交換した。
いじめの事が許せなくて、俺も協力するって言ってくれたんだよね。
その日の昼休憩。
あたしは隆起くんに呼ばれて屋上に向かった。
隆起くんに会うなり、あたしは少しホッとする。