キミと青空の下で





このままうずくまってるわけにも行かなくて、あたしは仕方なく教室に向かった。




ガラッ




ドアを開けると、隆起くんは自分の席に座りながら携帯を見つめて微笑んでいるようだった。




憂鬱な気分……




「あっ鈴丘」




あたしの存在に気づくと名前を呼んでくれた。




だけど嬉しい気持ちが現れない。




苦しくて辛い気持ちしか溢れないんだよ…




隆起くんはあたしの表情を見て不思議に思っている。




いつも通りの隆起くん…何も言ってくれないの?




「おい、何か顔色悪くない?保健室行く?」




何も分かってないよ、隆起くんは…あたしの今の気持ち分かる?




「別に…大丈夫だよ…」




「大丈夫に見えない。保健室行って来いよ」




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