キミと青空の下で
しかも美人で、黙ってる男子生徒なんているわけがなかった。
いつも休憩時間になると男子は保健室に集まってベタベタしてるんだよね。
まぁ教師なんだしベタベタされても何も言えない身。
「は、はい…あのー…何歳ですか?」
初めて話すけど、近くから見てもすごく美人な先生…
美人で年上って言うのが男子達にはいいんだろうけど。
「ふふっ、気になるの?私はねー…23歳」
ニコッと優しく微笑む先生に、あたしは自然と和んだ。
スタイルも良くて、白衣が似合う。
目もぱっちり二重で、髪は栗色のふわふわボブ型。
あたしもこんな女の人になりたいなぁ…。
「って私の事なんかどうでもいいの。奈緒ちゃんだっけ?具合悪いの?」
クラスの名簿を見て、話をそらされた。
別に具合が悪いんじゃない…