キミと青空の下で





適当にカバンを放り投げて、空を見上げた。




空を見上げた時はいつも青空が広がっていた。




だけど今回は少し雨雲で、今にでも雨が降るような天気。




太陽も隠れていて、暗い屋上は…寂しさをこみ上げる。




ガチャッ




するとドアが開き、振り返ると隆起くんの姿…




「隆起くんっ…?」




隆起くんが屋上に入って来たその後から…愛美がいた。




どうして?どうして?




どうして愛美と一緒にいるの…??




思考が回らなくてボーッと一瞬気が遠くなった。




「あぁ、こいつは愛美ちゃん」




隆起くんは愛美を横に来させると、あたしに紹介した。




まるで"俺の彼女の…"と言われてるような感じ…




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