キミと青空の下で
話し終えると、先生も悲しい顔をしていた。
「愛美ちゃんだっけ?その子は、悪気はないと思う。隆起くんも、きっとそうだと思うよ?」
「分かってる…皆別に悪い事なんてしてないよ…けどあたしは悪い方にばかり考えちゃって…もう愛美にも隆起くんにも嫌われちゃってるよ」
先生はこれ以上何も言わなかった。
先生に頼ってる自分が甘い…自分の事は何とかしなきゃ。
あたしは数日、学校を休んだ。
隆起くんとも連絡ととっていない、唯一取り合ってたのは森永くんと亜衣だった。
二人ともすごく心配してくれていて、メールと電話は毎日来ていた。
亜衣には悩んでる事を秘密にして風邪だと伝えてるけど…
森永くんだけがあの現場に遭遇しちゃったから、隠したところですぐバレるんだ。
『うん…明日からちゃんと行くね。森永くんありがと』
ずっと学校を休んでいても何も進まないんだよね…
逃げたって結局は同じところに行き着くんだ。
それならやれるだけ頑張って努力してみよう。