スマイル~君との約束~
「・・・さぼろ」



どうせ、教室に行ったところで、
いい事なんてないしね。



友達とか、いらない。



欲しいとも思わない。



クラスの人たちと友達になんて
なりたくない。





私がいじめられてる理由・・・。



それは、私が「伊集院桜」だから。





伊集院はここら辺のお金持ちのトップ。



その家の跡取りである私。



最初は皆、尊敬のまなざしで見てた。




でも、勉強もピアノもバイオリンも
茶道も華道も。



私はいつもトップ。




それを気に入らない人たちがいた。




それからいじめが始まった。




最初から私は無愛想で友達もいなかったから



つらくなかった。



泣くこともなかった。

感情が私にはもうないから。

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