スマイル~君との約束~
「そう・・・・。ありがとう」










奈々さんは目に涙を浮かべてそういった。













「私ね、17歳の時に祐介を産んだのよ」












奈々さんは小さな声で話し始めた。














「祐介のお父さんは、妊娠したって分かったらすぐに私の前から消えたの。凄く優しい人だった。でもね、恨んでない。愛してたから・・・。」












「でもね」奈々さんは続けた。












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