スマイル～君との約束～

「持病がひどくなってね・・・。７年前に私の前から消えたの」






その日から、私は生きる意味を失った。







人を信じないで、生きることがわからなくて、笑うことも忘れた。









「だからっ・・・。もう、嫌なの。祐介まで失いたくない」








ねぇ、祐介・・・・・。








いなくならないで？








「俺は、桜のそばにいるよ」








祐介は私の頭をなでてくれた。








「俺さー。そんなひどい病気じゃないんだ。すぐに良くなるって。だから、高校生までは入院してろって言われててさ」






私、勘違いしてたかも・・・・・。







祐介の病気がどんなのか知らなかったくせに。