スマイル~君との約束~
「お食事のご用意ができました。」



縦長のテーブルに置いてある
1人分の朝食。



「・・・いいや。
誰か食べて。」




テーブルの椅子に座らず玄関へ向かう。



「いけません。
しっかり食べてください。」



「パンでも買って食べるよ」



靴を履き始める。



「お体を壊したら大変ですわ。
伊集院家の跡継ぎであるお方が・・・」




ダン!



壁を叩く音が家中に響く。




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