私たちの道標
そして、月日はすぎて。
部活動見学の日。

「ふー。やっと終わったぁ」

授業も終わり、いよいよ部活動見学の時間。

「ねー藍。今度は私たちが櫻君たちのところいかない?」

そう紗希が提案しくる。

「んー、そうだね。いこっか」

――1-5

「櫻くーん!」
「或くーん!!」

教室にはあまり人がいなくて、二人をすぐ見つけられた。
みんな、もう廊下に出ていたのだ。

「藍ちゃん!!」

或も、きづいたようで名前を呼ぶ。

「ほらっ、櫻っ」
「ん?」

或に言われて、藍たちのほうに顔をむける。

「紗希ちゃん…?」
「そー」

櫻も、きづいたようだ。







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