私たちの道標

お母さんは、あたしと向き合って座った。

「藍、あなたに真実を話すわ」

「真、実」

そして、話し始めた。





藍が、まだ五歳くらいのことだった。

その時私は、主婦で家にずっと居たわ。

お父さんは、Drierという大きな会社に勤めていたの。

お父さんはねとっても、優秀でね社長にも期待されてたの。

そしてある時、大きくて重大な仕事を任せられた。

Drierにとって、大事な仕事だから失敗するわけにはいかず毎晩夜遅くまで仕事してた。








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