団☆乱ラン



月曜日。





「おはよう!須具利さん。」



昇降口で、二ノ宮くんに声をかけられて、ドキッとした。



「お……おはよう。」



目を会わせられなくて……

返事をして、横を向いた。



「ごめん…用事を思い出したから、先に行くね。」



嘘を言ってその場から、離れた。



二ノ宮くんの顔を見ただけで、あのことを思い出して、動揺してしまう。


─服は似合っていたけど……。



色んな意味でドキドキが止まらない。
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