団☆乱ラン

リムジンは快調にとばしているみたいで


時間だけがどんどん過ぎていく。


いったいどこまで行くんだか。


─もう結構走ったよね?

ちょっと眠気が襲ってきた時





「到着致しました。」


セバスチャンさんの声に目がさえた。


ドアが開いて
静くんに続いてリムジンを降りると


「へ?」


目の前に見えたのは“カエル御殿”ならぬ


「……宮殿?」


口を開けたままぽかんとするあたしの目にそれ以上にスゴいものが飛び込んできた。





「「会いたかったわぁーーー!!檸檬ちゅわぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーんんんんんんんん!!!」」




むぎゅううううう!!!



!!!!
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