団☆乱ラン

…………。


考えに考えた。


頭をフル回転させて考えたけど答えは出てこない。


参った。





「プッ!…クックッ……。」


ブリザード的寒さの食堂に響くのは、抑えたような笑い声。


「??」


いきなり、吹き出し、笑い出した松宮先生。


「ど、どうしたんじゃ?ケンくん?」


「何が可笑しいのかしらッ!!」


心配そうなお祖父様に対して、やっぱり不機嫌そうなお祖母様。


この反応だってよくわからない。


って言うか、松宮先生が何でここにいるのか、そっちの方がよくわからないよ。


考えすぎてパンクしそうになった時


「旦那様…奥様、毬様からお電話です。」


遠慮がちに声をかけるセバスチャンにみんなが振り返った。
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