団☆乱ラン
「仕方ありませんね。実は―――」


「うん、うん!実は!?」


「ご子息は、変わった性癖のお方で-----..鞭や荒縄がご趣味だそうで..」


「「「「「----」」」」」

ん?


鞭や荒縄?


ん?


「それって...調教..?」



「な!?れ、檸檬!?」

「い、言うな!それ以上は!!」

「そ、そうだよ!!だめだめだめ~~~!!!!」

「い、いやああああああ!!!あたしの檸檬があああああ!!!!」

「え?お姉ちゃん!?え?あたし何か-----」

おかしな事言ったっけ!?


頭を抱え、芋ずる式にしゃがみ込む兄姉達の様子に、ただならないものを感じて額から汗が滴り落ちた。


え?ちょ、ちょっと、あたし何て-----確か.....。



「―――調教って....」
「「「「「わあああああああああ!!!!!!」」」」」

!!!!????


「そ、それ以上は言わせねえ!」


「む、むぐぐ...」


そう言った隆兄に口を押さえつけられた。



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