月と太陽の事件簿10/争いの樹の下で
「お願いします」
由美の問い掛けに達郎はうなずいた。
もうあれこれ詮索しても仕方ない。
「じゃあどこから話そうか?」
「先輩たちはあの日バスケをしてたそうですが」
「そうよ」
「佐伯先輩はいつも天堂先輩たちと一緒にいるんですか?」
「4人が集まる時は大体ね」
最初は由美が一緒にいたいとせがんでいた。
最近では天堂が半ば言いつけるような形になっているという。
「そのように仕向けたんですね」
「あら☆わかってるじゃない♪」
「まぁ、何となく」
天堂のささやかな支配欲を満たしてやることによって、逆に天堂をコントロールしてる部分があるのだろう。
達郎はそう思ったが具体的な話を訊こうという気にはならなかった。
「じゃあ、バスケが終わったあたりから話そうか?」
あの日、4人はメンバーをランダムに入れ替えながら、2対2のゲームを楽しんだ。
そしてバスケが終わった後、4人はフリースロー対決を行なった。
由美の問い掛けに達郎はうなずいた。
もうあれこれ詮索しても仕方ない。
「じゃあどこから話そうか?」
「先輩たちはあの日バスケをしてたそうですが」
「そうよ」
「佐伯先輩はいつも天堂先輩たちと一緒にいるんですか?」
「4人が集まる時は大体ね」
最初は由美が一緒にいたいとせがんでいた。
最近では天堂が半ば言いつけるような形になっているという。
「そのように仕向けたんですね」
「あら☆わかってるじゃない♪」
「まぁ、何となく」
天堂のささやかな支配欲を満たしてやることによって、逆に天堂をコントロールしてる部分があるのだろう。
達郎はそう思ったが具体的な話を訊こうという気にはならなかった。
「じゃあ、バスケが終わったあたりから話そうか?」
あの日、4人はメンバーをランダムに入れ替えながら、2対2のゲームを楽しんだ。
そしてバスケが終わった後、4人はフリースロー対決を行なった。