月と太陽の事件簿10/争いの樹の下で
スイッチは缶コーヒー
聞き込みに行ったつもりが妙な連中に絡まれて、大立ち回りを繰り広げるハメになった。
しかも従姉まで登場してコントのようなオチ。
まぁおかげで面倒から開放されたと、達郎は足どりも軽く帰路につく。
由美を押しつけた従姉には後で謝ればいい。
達郎は途中、コンビニに立ち寄ってペンとメモ帳を購入した。
由美から得た情報を整理するためだった。
コンビニのゴミ箱に背中を預けながら、達郎はメモ帳の1ページ目に「ジュースが渡った順番」と書きつけた。
馬場が口にしたジュースの缶は、天堂から渡されたもの。
その天堂は江川からジュースを受け取っている。
由美の話だと、江川と馬場の間には確執があったようだ。
ジュースを持ってきた江川が、毒を塗ったジュースを仕込むことは充分に可能だ。
ジュースを買うふりをして、隠し持っていたジュースを出せばいい。
そしてその毒付きジュースを馬場に…と考えて、達郎は舌打ちした。
しかも従姉まで登場してコントのようなオチ。
まぁおかげで面倒から開放されたと、達郎は足どりも軽く帰路につく。
由美を押しつけた従姉には後で謝ればいい。
達郎は途中、コンビニに立ち寄ってペンとメモ帳を購入した。
由美から得た情報を整理するためだった。
コンビニのゴミ箱に背中を預けながら、達郎はメモ帳の1ページ目に「ジュースが渡った順番」と書きつけた。
馬場が口にしたジュースの缶は、天堂から渡されたもの。
その天堂は江川からジュースを受け取っている。
由美の話だと、江川と馬場の間には確執があったようだ。
ジュースを持ってきた江川が、毒を塗ったジュースを仕込むことは充分に可能だ。
ジュースを買うふりをして、隠し持っていたジュースを出せばいい。
そしてその毒付きジュースを馬場に…と考えて、達郎は舌打ちした。