あなたの隣で..



ガタン…ゴトン…




揺れる車内だけど
人に押し潰されず

優しく抱きしめ
回りから守られ



電車の音と
重なって聞こえる
彼の鼓動が
心地よくて



流れる涙も
いつの間にか
止まってた。



『名前…』


小さく尋ねる。


< 112 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop