給食と弁当
ギャアギャアと無駄にうるさい校庭。
そして反対に水を打ったように静かなこの場所。
……いつもならおかずの取り合いにうっさいのに。
やけに静かなあいつにちょっと不安を抱いてしまった。
『ねぇちょっと。』
『…………。』
『ねぇ!?』
『お前は覚えてるか?』
『へ?……』
『俺達が初めて話した時の事。』
真剣な眼差しで問いかけるあいつ。
『えっと……
確か、あんたが転校してきたのが、』
『小3の夏。
その頃からてめえは変わってないな。』
『………うん。』
確かにね?
あの時のあたしは今も相変わらず、ここにいる。
だけど、あんたが知らないだけなんだよ。
『……昔はいじめられてた。』
『え?』
『人見知りが激しかったの、昔は。
だから小2の頃、少し苛められてた。』
『そんな……。』
『でももう仲直りしたよ。
あんたが転校してきたぐらいに自分の性格を改めたし。』
そう、あれからあたしは変わった。
満足に友達はいるし、特に学校生活には支障がない。
そして反対に水を打ったように静かなこの場所。
……いつもならおかずの取り合いにうっさいのに。
やけに静かなあいつにちょっと不安を抱いてしまった。
『ねぇちょっと。』
『…………。』
『ねぇ!?』
『お前は覚えてるか?』
『へ?……』
『俺達が初めて話した時の事。』
真剣な眼差しで問いかけるあいつ。
『えっと……
確か、あんたが転校してきたのが、』
『小3の夏。
その頃からてめえは変わってないな。』
『………うん。』
確かにね?
あの時のあたしは今も相変わらず、ここにいる。
だけど、あんたが知らないだけなんだよ。
『……昔はいじめられてた。』
『え?』
『人見知りが激しかったの、昔は。
だから小2の頃、少し苛められてた。』
『そんな……。』
『でももう仲直りしたよ。
あんたが転校してきたぐらいに自分の性格を改めたし。』
そう、あれからあたしは変わった。
満足に友達はいるし、特に学校生活には支障がない。