給食と弁当
『そんな時、あんたが転校してきたね。』


『ああ。


確か、第一印象が……。』


『第一印象が?』


『……やっぱ言わない。』


『もう!!


一体何よ!!』


はっきり言ってくれなきゃ


少しでも不安になるんだから。


そんなあたしをからかうのがおもしろかったのか、


あいつは頬を膨らましたあたしの耳に、









『……一目惚れだった。』


と呟いた。


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