素直になることの大切さ
「プッ。あ。ごめん。僕と似たようなもんか。」


吹きだして謝る海翔。

「そうですね。でも、自分から申し込んだ訳じゃないですよね。お友達と一緒ならいいじゃないですか。」

「え?」


今度は海翔がキョトンとした目で沙弥を見る。


“うわっ!梅田さんを見てたことバレた!!いやいや。友達も一緒に来てるって言ってたから大丈夫だ!”


「あぁ。彼らのことかい?」


「はい。お友達なんですよね?」


「違うよ。友達という関係じゃないよ。ただの腐れ縁。」


海翔は沙弥を見て視線を星空に戻しながら言った。

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