素直になることの大切さ
「へぇ。腐れ縁かぁ。何かいいですね!私には腐れ縁なんてものは存在しませんから、何かうらやましいです。」


「ふぅん。そうなんだ。」


あんまり興味はないことには反応しない感じ。


「あっと。梅田さんはどちらから?」


「僕は京都からだよ。」


「わざわざ京都からいらしたんですか?!」


「まさか。仕事で東京に来ることがあったからってだけだよ。わざわざって言ったら君の方がスゴいよね。」


“確かに…。”


「うぅ。痛いところを突っ込まれたぁ!」


「アハハ。」


トントン拍子に会話が弾む。


とてもいい気分だ。


沙弥にとっても海翔にとっても楽しく過ごすのは久しぶりだった。
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