素直になることの大切さ
「お前も、どさくさに紛れて何、肩抱いてんだ?」


呆れ顔で海翔と沙弥を見る隼人。



「……別に。」


肩を抱く手をスッと離してそっぽを向く海翔。


「アハハ。きっと深い意味はないと思いますよ。ねぇ?梅田さん?」


ドキドキしながら笑顔をキープしつつフォロー?を入れる沙弥。


「うん。」


海翔はボソッと一言。



「まぁ。どうでもいいや。」

隼人が1つ伸びをしたあとに口を開く。


「そういえば海翔。お前目当ての女の子来てたぞ!ほら。あそこ。こっち見てる3人。」


沙弥も隼人が言う方向へ目をやると先ほどの3人組がこちらを見ている。

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