ねえ、愛してる。


上機嫌でいつもの場所へ


そこで見たのはあたし

ではない誰かがその椅子

にちゃっかり座って

いるところ。



早くどかないかなあ、

なんて思いつつ彼

(その人は男性だった)

を見ていた。


彼はあたしの視線に

気付いたのかあたしに

手招きをして呼ぶ。


初めて見た彼はとても

顔が整っていた。

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