ねぇ、せんせい。














「…おい。大丈夫か…?」








こんな寒いとこで
なにしてんだよ。




って。











階段に腰かけてた
あたしのとなりに







ちょこんとしゃがみ込んで
目線を合わせるせんせい。















せんせい。







なんであたしのピンチに








いつもタイミングよく
やってくるのさ。













「…せんせい。」











「…ん?」














「…………転任…
しちゃうかもって



…………ホント…??」






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