私の彼氏は天使様!

3年前の思い出

表紙の写真は彼と私が写ったラスベガス旅行時の写真に、パステルペンで『A・I・S・T・R』と書いてある写真だった。
『ラスベガス楽しかったよね〜』
『あ〜、カジノで君が大暴走していたのを思い出したよ。』
『あ、あれは…その…』
思い出してみるとかなり恥ずかしい。
『でもさ、あのおかげで君とお揃いの腕時計を手に入れられたんだ。感謝感謝!』
ふと彼の腕を見ると、私とお揃いの腕時計をしていたのが分かった。
『その腕時計、天国にいてもしててくれたんだ。嬉しいな。』
『当たり前さ。だって君とお揃いだから天国でもこれを見て君と例えて生活していたんだし、ありがとう。』
余計に恥ずかしくなる、
次のページには、クリスマスにデートしていた時の写真が貼られていた。
『思い出した!あの時、あなたが私にリングをくれたのよね!今でも元気にしてるわよ。おいで、リング』
猫のリングが近寄って来た。いつ見ても可愛いわ。
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