超肉食系男子
「え!どういうこと?」とみゆきはヒデに聞く。

「だって何処にもいなかったからさ」

「よく分からないよ。ちゃんと説明してよ」

「だ・か・ら…」とヒデは話しを始めた。

「教室にもいないし、生徒会にもいないし、ソフトは後輩が来てないって言ってたし、どこ探してもいなかったから…泣いて帰ったと思ったんだ」

「わたしの家に行ったの?」

「あ、うん」

「ちょっと待って、みゆきの家って北区じゃなかった?」私は思わず話しに割り込んでしまった。

「そうだよ。あんたどうやって行ったの?」とみゆきはヒデを見ていった。

学校からみゆきの家までは、学校前のバスから地下鉄ま行き、地下鉄も乗り換えをして、駅に着いたらバスに乗らないといけない。ゆうに1時間30は掛かる通学路だ

「家知らないから職員室にある学年名簿みて自転車で…」


「はぁぁぁ??!」

私とみゆきは思わず大きな声をだしてしまった。
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