超肉食系男子

「おい、もうこんな時間だぜ」とコウジは時計を指さした。

「帰ろ、帰ろ」

気がついたらもう外は真っ暗になっていた。

皆慌てて荷物をまとめ、廊下に飛び出す

私はみゆきにボソッと
「なんでケンカしたの？」と聞いてみた。


みゆきは「う～ん」と少し考えてから

「内緒っ」

と、微笑みながら答えた。

そしてそのまま駆け足でヒデに駆け寄ると、「バ～カ」とヒデの頭を叩き走り去っていった。

「テメエ～」とヒデの声が響き渡る。

私は急いで生徒会室のカギを掛ける

階段の下ではハルちゃんが早く早くと言わんばかりに手招きしてる

「待ってよ～」と駆け出す先には満点の笑顔で笑うみゆきの姿があった。