超肉食系男子

「ちょっと待ってよ。」

私は取り合えず落ち着くようにヒデにいった。

「急にポンポン話されてもみんな分からないよ」

「そりゃそうだな」

「順に言うと、まずは校則を変えるにしてもなんにしても下準備がいると思うんだ」

「おい、待てよ」と田山が口を挟む。

「いきなり校則変える前提なのかよ」不服そうに田山は話しを続ける。

「他にもやらないといけないこともあるんだぞ」

「大体そんな簡単に出来る事じゃないだろ」

田山の言うのはもっともだ。

しかしヒデは動じる様子はない。

動じるどころか目をキラキラさせているようにすら見える。


この目に私は見覚えがあった。

そうあの文化祭の時の目だ！

こうなったら止まらない…止まった事はない…