超肉食系男子

生徒会編~校則戦争2~

ヒデは翌日から活発に動き出した。

まるで

水を得た魚?

獲物を見つけた獣?

その勢いに止まる気配は微塵もない


「いいか~まずはアンケート。漠然とした校則を変えたいですか?変えて欲しいのは?なんて質問は削除!」

「校則を変えたい気持ちを5段階くらいに分けてチェックしてもらう。」


「髪なら髪型、色、長さパーマとこちらから細かく指定してチェックをしてもらう形に」

「全てにおいて正確なパーセンテージをとるんだ」

書記であるハルちゃん、田山に激が飛ぶ。


「みゆき、確か卒業式に使う大段幕って余ってたよな?」

「たしか倉庫にあったと思うけど…」


「じゃみゆきとコウジで大段幕の残りの長さ調べて来てくれ、あと倉庫に使えそうなものないかもリストアップもな。」


「タマ!なんかいいキャッチコピーないか?大段幕にバーンて出したいんだ」


「え?……考えてみるよ」

(私にだけアバウトかよ)


ヒデは言うだけ言うと会長席に足を投げ出し、口の上にボールペン乗せ唸りだした
< 29 / 38 >

この作品をシェア

pagetop