超肉食系男子
「う~ん」

「…う~ん」

時折椅子をクルリと回し唸りは止まらない。

「う~ん……」

殆どタコの口になっている

「…う~ん」

「やっぱりインパクトだよな~」

何を考えているのかこのタコは……



「やっ~月曜だ~よ~~うんうん~ガーと~」

なにやらブツブツ独り言を始めだした。

完全に一人の世界に入ってしまっている


こんな時は大概良くない事を考えてると相場は決まっているものだ。


「タマちゃ~ん」

なんとも気味悪い声で擦り寄ってきた。

「大段幕って急いだら何日で出来る?」

少し気色悪いと言う身振りをしながら「5日かな」と答えた。


「じゃ月曜日の朝には出せるよね」

「え、え?今日木曜日だよ…木、金、土、日って…計算合ってないじゃん」

「日曜は朝から出来るから二日分と計算するんだぜ」


(いつ誰が決めたんだよ)
< 30 / 38 >

この作品をシェア

pagetop