素直にカエル2 ~先生と夏休み~


「あっ…そうだ!」


私はなんだかこの状況に耐えられなくて、そっと先生の隣から離れた…


このままじゃ、どんどん話せなくなっちゃう…


「ん?どうした?」

「先生…これ」


私は先生に白い紙袋を渡した…


今日、お母さんに持たされた袋…


「“先生に食べてもらって”って言ってたからお菓子とかだと思う…」


先生はまたニヤニヤと笑う…

嫌な予感…


「お~!サンキュー!じゃあさ、南が食べさせてよ」

「なっ…!!」


なんでそうなるわけ!!

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