素直にカエル2 ~先生と夏休み~


『ガタンッ』


私がトイレから出て、電気を消した瞬間だった…


突然リビングのほうから大きな音がした…


「せ、せんせ…?」


私はリビングのドアをそっと開けた…

そこには、ソファーの下に座り込んで、何やら下を向く先生の姿…

肩は小刻みに震えていた…

そのそばには、さっきの紙袋…


「先生…?」


もしかして泣いてるの?

なんで?

私なんかした?


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