素直にカエル2 ~先生と夏休み~


「南さ、さっきなんて言ったんだっけ?」

「はい?」


先生との距離が近すぎて、上手く話せない

左の肩がジンジンする…


「オレに袋渡した時、なんて言った?」


先生の普段とは違う声に、またドキドキ…

いつもと違う優しい声…

初めて聞くような甘い声…


「お、お母さん…が、“先生に食べてもらって”って言ってたよ?」


必死に平常心を保とうと頑張る私の耳元で、

からかうように先生はつぶやく…


「へぇ…そうか」


ヤバい…

近すぎるよ…


こんな先生…


初めて…


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