素直にカエル2 ~先生と夏休み~


「南…顔上げて」


先生が優しくするほど、私は涙が止まらなくなる…



うつむいて涙を隠そうとするけど、

先生の両手によって顔を上げられる


「南…」


先生の唇が私の頬に当たる…



「先生…」

「また泣かせちゃった…」


先生はまた困ったように眉を下げて笑う…



そんな顔しないで…



悲しい顔をしないで…




私はもう大丈夫だから




私はもう1人じゃない…





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